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2015年 11月 01日

「FOUJITA」

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友人からの情報で録画しておいた「FOUJITAと日本」

夜が明ける前にむくりと起きだして見る。
中学生の頃からひかれていた画家である。

戦争画家であった時代をいうのを聞いたことがあるような気がするけれど、私にとってのFOUJITAは猫と乳白色の裸婦。
そして礼拝堂。

小栗監督の映画foujitaは大東亜戦争の頃までの彼に焦点を当てたものらしい。

従軍戦争画家としての藤田の活躍、そして終戦を迎えての日本画壇の保身に満ちた裏切りに嫌気がさしてフランスに帰化した藤田。
晩年命を削るようにして創った礼拝堂はそのこじんまりとした掌で温めたような美しさに満ちていた。
死ぬまでに一度訪れたい場所のリストに。

フランスの片田舎に、日本で見かけるのと同じ立葵の花が雑草のなかにすっくと立っていて。
日本人を徹底的に嫌っていたというけれど、浪曲などをうなる藤田にの肉声を聞いていると、
彼もあの立葵を見て郷愁を感じていたのだろうか、きっと感じていたのに違いないと思う。

晩年の藤田が決して手放さなかったという少年時代の自画像。
粗末な身なりをした少年が佇んでいる自画像。
何故かその自画像を見て涙が出た。
もうこの少年の頃から芸術家として何者にもおもねらず孤独と引き換えに自由人であろうとする、そんな意志の片鱗がみえたからであろうか。そう考えるのは穿ち過ぎか。


数年前に上野で藤田の展覧会を訪れている。
昔の日記をさがしたらなんと2008年のこと。今からもう7年も前!!!!!!!
そのことにもとても驚きつつ。

北の丸公園にいつ行こうか。
混んでいることを考えるとうんざりしてしまう。
閉館間際にちらりと猫と乳白色の裸婦をみてこようか、、、、、。
年内時間がないことに気づき少々ため息をついている。










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by nekototorito | 2015-11-01 11:07 | 美術館


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