わたしは今までちゃんと生きてこなかったんだなあという思いが心のそこに沈んでいる。
そして今も生きていないなあ。
しなければならない努力ができなくて逃げてばかり。
それも又自分を守る術なのかもしれないと思いつつ。
少しでも上へ、前へ。
肉体はどんどん衰えていくのだから、せめて精神だけでも。
ここのところ、周囲で突然がんになる人が見えていて。
自分に引きつけていろいろ考えているからなのか、
明け方、自分ががんになっていろいろ検査を受けている夢を見た。
まだ独身で、母や父や弟たちにそのことを告げて、そのことを淡々と受け止めてくれたかつての家族。
大きな愛に包まれて安心感で満たされて、この上なく幸せであった。
現実の私はまだまだ子どもたちや今の家族のために死ぬわけにはいかなくて、
あのしあわせ感は安心して子供でいられた追憶のひとかけら。
さて、今日も良き日に。